こんにちは、きねこです。
今回は冬の道東旅行2日目の旅日記です。
※前回の記事はこちら ⇒
冬のオホーツク海といえば…流氷!
流氷とは、水面を漂流する氷のこと。定着氷以外のものを指し、海水が凍って生じた海氷のほか、氷山や、川の水が凍って生じた河川氷も含まれる。北極海や南氷洋などのほか、日本近海ではオホーツク海で見られる。 北風によって海岸に打ち上げられた流氷が重なり合って、小さな丘のような形を作ることがある。 - ウィキペディアより
冬のオホーツク沿岸に来るのは今回で4度目だけど、流氷に出会えたのは過去1回だけ…
自然現象だから仕方ないよね。流氷情報をみた感じだと今回は流氷がありそうな気はするんだけど…どうかな?!
流氷&鉄道を一緒に撮れるフォトスポット「北浜駅」
道東旅行2日目は、天気も良く流氷も場所によっては接岸していたので、丸1日流氷を楽しみまくる日に決め早朝から行動します。
まずはJR釧網本線の駅、「北浜」へ向かいます。
北浜駅はオホーツク海に面しており「流氷が間近に見える駅」として有名です。
駅自体は無人駅で、駅舎内の旧駅長室は現在「停車場」という喫茶店になっています。
駅舎の隣には木製の展望デッキが設けられています。
さっそく登ってみると…
流氷だー!
運よく流氷が接岸しており、沖の方まで流氷が見えます。
3年前、クリスタルエクスプレス号のツアーで網走に来た時、
翌朝僕だけここに来てみたんだけどその時は流氷がまだきてなかったんだよね
でもその時の写真もすごく綺麗で…あの時も早起きすれば良かったな~
こちらは3年前北浜駅でねこたろが撮影した写真です。
雪を巻き上げながら列車は朝焼けへ向かいます。
この写真を見て、なぜ一緒に早起きしなかったのか後悔したので今回は頑張りました。笑
朝早く起きれば、朝日に照らされた雪をバックにした撮り鉄を楽しむこともできます。
北浜駅に来る列車は一日7往復ありますが、朝の始発列車は網走(6:41)→北浜(6:57)の釧路行、北浜(7:16)→網走(7:31)の北見行です。
レンタカーを使わない方でも、上記の列車で折り返せば使えば20分程度の滞在を楽しむことができます。
但し、網走駅は繁華街から離れているため、翌日の乗車を前提とした場合は駅近くのホテルに宿泊するのがいいでしょう。
【※ダイヤは変更されることがありますので、最新の時刻表でご確認ください!】
早朝の列車がきたので写真を撮りました。
東の雲からようやく太陽が出てきてくれましたので、流氷に日が差して一層美しくなりました。
電柱の上にはスズメが一羽、しきりにさえずって仲間を呼んでいます。
仲間がきました!(*’ω’*)よかったね~
場所
住所 | 〒099-3112 北海道網走市北浜365−1 |
電話番号 | – |
営業時間 | – |
公式HP | – |
備考 | ※2021年2月時点の情報です。 |
「おーろら号」に乗船して流氷クルーズ
道の駅『流氷街道網走』へ
一旦ホテルに戻り、日中の観光準備をします。
網走市内周辺は接岸していませんでしたが、オーロラ号の公式ホームページを確認したところ運行状況に『流氷あり』との記載がありました。
9:30の第一便に乗船するべく道の駅『流氷街道網走』へ向かいます。
のんびり9時ごろ行ったらなんと長蛇の列!
すごい人!平日だったから油断して予約してなかった…乗れるかな?!
ハイシーズンだからね…駐車場も混み合ってて大変だったよ
なんとかチケットを購入し、ギリギリ乗船することができました。
ハイシーズンは事前に予約するか、当日乗船する場合はなるべく早めに到着しておいた方が良さそう!
流氷クルーズ、出航!
定刻の9時30分に出航です。
網走番屋さん、流氷硝子館の皆さんが出航するおーろら号に手を振ってくれました。
出航して間もなくおーろら号は流氷帯へ!流氷を砕きながらゆっくり沖へ進みます。
船から見る流氷はやっぱり迫力ある!
たまに厚いの流氷に乗り上げると船体が揺れるので、デッキで見物する時は転ばないように注意してね。
少し遠くの流氷の上にはオオワシが止まっています。
能取岬が見えるところまで来ると船は旋回し、港へ戻ります。
復路はかなりスピード出してました。笑
船に着いて飛んできたカモメさんも、帰りはゆっくり休みながら戻ります。
道の駅へ戻り、おーろら号の焼印がついた『おーろら焼』を買ってみました。
どちらも中身たっぷりで美味しい!あつあつのおーろら焼で、海風で冷えた身体が温まります。
場所
住所 | 〒093-0003 北海道網走市南3条東4丁目5−1 |
電話番号 | 0152-43-6000 |
営業時間 | ※時期により変動 詳細は公式サイトをご確認ください |
乗船料 | 大人:3,500円 子供:1,750円 (特別席+400円) 団体料金、他特別料金あり |
公式HP | https://ms-aurora.com/abashiri/ |
備考 | ※2021年2月時点の情報です。
新型コロナウイルス感染拡大対策による営業時間短縮、臨時運休を行っている場合がございますので、事前にご確認いただきますようお願い申し上げます。 |
北海道ならではの景色を望むスポットへ
『いっぽんの道』
「いっぽんの道」は清里町から斜里町へ続く直線道路約15.5kmの始点にあります。
天に続く道とは違い、展望台や駐車場はありません。
秋に訪れた時の景色が大変素晴らしかったため、今回再訪になります。
残念ながら除雪されているのは途中まで。
車を邪魔にならないよう端に停めて行けるところまで歩いてみました。
積雪量が結構多く、ひざ下まで埋まるような状況だったから突き当りまで行く事は断念しました…
前には真っ直ぐに伸びた「いっぽんの道」とその奥には流氷。
北海道でないと見ることが出来ない絶景です。
冬季は路面凍結や積雪、天候によってはホワイトアウト等リスクがありますので、訪れる際は気象情報や路面状況に十分注意して下さいね。
場所
住所 | 〒099-4404 北海道斜里郡清里町江南 |
電話番号 | – |
営業時間 | – |
公式HP | – |
備考 | ※2021年2月時点の情報です。 |
天に続く道
こちらは夏に訪れた『天に続く道』
公式ホームページで2月のみ除雪、とありましたので公式的に除雪をしてくださっているみたいです。
ただし駐車場の除雪はされていませんので、駐車の際は注意が必要です。
夏に来た時とは別世界ですが、長く続く直線道路は変わらず美しいですね。
北方面へ3kmほど続く道から望む流氷は、この時期しか見られない絶景です。
いっぽんの道と天に続く道、どちらも坂道が多いのでスピードを出しすぎないよう十分注意してくださいね
運転に不安がある場合はタクシーを利用するのもいいと思います。
場所
住所 | 〒099-4123 北海道斜里郡斜里町朱円東 |
電話番号 | 知床斜里町観光協会 0152-22-2125 |
営業時間 | – |
公式HP | 斜里町観光協会 |
備考 | ※2021年2月時点の情報です。 |
知床半島の流氷ビュースポット
天に続く道を後にし、流氷を眺めながら車を走らせ知床半島の『プユニ岬』を目指します。
天に続く道からプユニ岬までは距離にして約33km。
この日は天気が良かったため路面凍結等なくスムーズに車を走らせることができましたので、ゆっくり走行しても1時間かからない程で到着しました。
プユニ岬
「プユニ」とはアイヌ語で「穴のあるところ」を意味するそうです。
知床半島のオホーツク海側にある岬で、岬の先端には行けませんので道路からオホーツク海を望みます。
駐車場はありませんが、使用されていない側道がありますのでそちらに車を停めました。
このあたりになります。
カーブで見通しが悪いので十分確認してから道路を横断して下さいね。
知床半島の地形は流氷が留まりやすいのか、水平線まで流氷が続きます。
岸からほど近い場所では、流氷ウォークを楽しむ人たちの様子が見えました。
流氷ウォーク、怖いけどいつか体験してみたい!
流氷ウォークや流氷浴など、知床で楽しめるアクティビティがたくさんあるから興味のあるかたはぜひチェックしてみて下さい
場所
住所 | 〒099-4356 北海道斜里郡斜里町遠音別村 国道 334 号線 |
電話番号 | 知床斜里町観光協会 0152-22-2125 |
営業時間 | – |
公式HP | 斜里町観光協会 |
備考 | ※2021年2月時点の情報です。 |
オシンコシンの滝
『オシンコシンの滝』は斜里町のオホーツク海側の国道334号線を北上していくと国道沿い右手に見える景勝地です。
途中から流れが2つに分かれている事から、「双美の滝」とも呼ばれており『日本の滝100選』にも選ばれているそうです。
滝っていうと、山奥にあったりアクセスが悪いイメージしかないんだけどこのオシンコシンの滝は本当に道路のすぐそばから見られるから小さなお子様連れのかたやお年寄りのかたにもおすすめ✨
ただ、階段の除雪はされてなかったから冬季は十分注意してね!
売店は冬季休業で、公衆トイレは使用できるみたいだけど今回立ち寄った時は故障中で使用できなかった…
オシンコシンの滝から見る流氷も、美しくどこまでも続いていました。
場所
住所 | 〒099-4354 北海道斜里郡斜里町ウトロ西 |
電話番号 | 知床斜里町観光協会 0152-22-2125 |
営業時間 | – |
公式HP | 斜里町観光協会 |
備考 | ※2021年2月時点の情報です。 |
遠音別の砂浜
次に訪れたのは『遠音別(おんねべつ)パーキング』
ここは遠音別川にかかる橋のすぐそばにあり、秋は遡上してくるサケを間近に見られるスポット、そして河口はサケ釣りの人たちがたくさん訪れる絶好の釣り場として有名な場所です。
パーキングに車を停めて砂浜(であろう場所)へと降ります。
一面の流氷と積もった雪でどこまでが砂浜か分からず躊躇していたところ、地元のかたが海面と砂浜の境目を丁寧に教えて下さり安全に砂浜におりることができました。
流氷の上は危険なので絶対に乗らないでくださいね!
打ち上げられた流氷の大きさと、押し寄せる力で幾重にも折り重なった流氷が広がる光景に、『すごい』という言葉しか出てきません。
(※手前の折り重なった流氷は、厳密にいうと結氷した波打ち際の氷が流氷で押し寄せられたものだそうです)
何度「すごい」って言ったか分からないくらいとにかくすごかった…
15時半ごろから日が沈む17時頃まで、太陽が傾くにつれ少しずつ表情を変える景色を楽しみました。
一度休憩のために離れましたが、辺りが暗くなると空には驚くほどの星がみえたので、星空撮影のため再び遠音別PAへ。
まだ西の空は明るいのに、これだけの星空が写る知床は別世界のよう。本当に空が暗いんだね。
流氷を見るのは2度目ですが、今回良い条件に恵まれて心から来てよかった!と思いました。
北海道には何度も足を運んでいますが、訪れるたびにどんどん好きになります。
今回は冬の北海道を満喫しましたので、次回は…春か、夏に!
場所
住所 | 〒099-4357 北海道斜里郡斜里町真鯉 |
電話番号 | – |
営業時間 | – |
公式HP | – |
備考 | ※2021年2月時点の情報です。 ※上のマップは遠音別さけ・ますふ化場になっていますが、遠音別PAは道路沿いにあります。 |
以上、冬の道東旅行2日目の旅行記でした。
3日目の旅行記(前編)はこちら
冬の道東旅行1日目はこちら
夏の道東旅行記もあわせてどうぞ!